大戸山正覚寺
会津若松市大戸町上小塩621
●いわれ
小塩(おしゅう)地区は、阿賀川の東岸にあり、山が近く風光明媚なところで、集落内に会津鉄道が通っています。正覚寺の本尊は大日如来さまです。下の『風土記』によれば、元はもう少し南の引下(ひきした)集落にあった地蔵堂が、正覚寺と名を変えて現在地に移ってきたようです。
●『新編会津風土記』(文化6年編)に掲載されている正覚寺の紹介文
「小塩村正覚寺
正覚寺(境内東西十六間、南北十四間。年貢地)小名関谷にあり。山号を大戸山と云。旧端村引下に地蔵堂あり。寛永五年長織と云僧住してより正覚寺と号せり。同十五年今の地に移すと云。府下大和町金剛寺の末山真言宗なり。本尊大日。客殿に安す。」