岩屋山松岩寺
会津美里町旭市川字小川前丙165
●いわれ
下小川集落の西に位置する松岩寺の本尊は、お地蔵様です。また本堂の裏山中腹にある薬師堂からの景観はみごとです。松岩寺の本堂は、平成15年(2003)の年末に、解体修理と庫裏部分新築を終えて「法要ができるお寺」として竣工しました。
●『新編会津風土記』(文化6年編)に掲載されている松岩寺の紹介文
「領家村 松岩寺
松岸寺(境内東西二十間、南北十四間。年貢地)端村小川の戊亥の方山麓ににあり。真言宗。府下大和町金剛寺末山なり。開基詳ならす。昔寺門の前に一株の古松あり。又丑寅の方山中に石窟ありて薬師仏を安置せり。故に岩屋山松岸寺と号すと云。慶長の頃蓮住と云僧住してより相続て今に至る。本尊地蔵客殿に安す。 薬師堂 客殿の後石階を登り山の中腹岩上に桟閣にす。昔は側の石窟に安置せり。いつの頃にか寺に移す。宝永五年此堂を建と云。」